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スミタス小説「おひとりさま、家を買う」(19)

スミタス小説「おひとりさま、家を買う」(19)

スミタス

中古住宅が売買されるまでには、いくつものストーリーがあります。売主家族、買主家族、不動産業者やリフォーム業者など、売買に関わる人たち全てに日々の生活があり、人生があり、考えや思いもさまざま。

そんな、家の売買にまつわる物語をお届けするシリーズ。
第2弾の主人公は、東京の独身OLで実家暮らしをしている30代半ばの“私”です。

周囲に流されて始めた婚活を辞め、自分のやりたいことをやると決めた“私”。

昔からの夢だった“カッコイイ”自分の家を持つことや、憧れの北海道で暮らすこと、趣味のサーフィンやスノーボードをもっと楽しむこと、ペットを飼うことetc…に思いを馳せます。

夢は少しずつ具体的な形となり「札幌市内で中古マンションを購入してリノベーションする」という決意に変化。家族からの理解や転職、予算の問題などさまざまな課題にぶつかりながらも、実現に向かって行動していきます。

中古物件に強く建物診断やリフォーム・リノベーションなどのサポートまでをワンストップで請け負ってもらえる不動産関連企業と出会えた“私”は、ついに物件を決め、東京に居住しながら、札幌での家づくり計画を進めます。

そんな中、家族間の問題が発生。兄夫婦との同居に向けて実家をリフォーム予定の母が、突然“私”との同居を希望する一幕を経て、“私”は1人暮らし用にと考えていた家づくりのプランを、家族が長期間滞在でき、行き来しやすいようなスタイルへと変更することに。
家族間のわだかまりが心残りだった“私”ですが、“私”がとあるペットショップで出会ったた猫と、父が知人から譲り受けた仔猫、2匹の猫が縁となり、父と母が和解。母は自分の思いを“私”と父に語り、東京に残ることを決めます。

そしてついに“私”の家が完成。
父と母とともに新居を訪れ、その扉を開いた“私”。
そこにはずっと思い描いていた理想の家がありました。

(第19回)忙しい日々

スミタス

“私の家”との感動の初対面から2日。
両親も東京へ戻り、私は生まれて初めての一人暮らしをスタートさせた。

新しい職場への初出勤まではまだ数日ある。まだまだ感動や感傷とともにのんびり過ごしたかったのだけれど、私はひたすら書類の記入や提出、調べものや日用雑貨の買い物など、地味な作業に費やすことになった。

電気・ガス・水道・インターネットなどの開設やそれに伴う手続き、住所変更などの想定していた手続きはもちろん、キッチンやトイレなど各設備メーカーのサービス登録(トラブル時の対応や部品交換がスムーズにできたり、いろいろ特典があるらしい)などなど。

それに、不動産取得税などをはじめとする家を買ったことで発生する税金関係のことなども今のうちにしっかり把握しておきたい。

事前に調べていたものもあるけれど、改めてノートに書き出してみる。

中古住宅を購入するとかかる税金って結構いろんな種類があるのだ。

・不動産取得税…不動産の固定資産税評価額に応じて課税されるもの。引き渡しの半年〜1年くらいの間に収めるもの。

・印紙税…これは売買契約の時に貼る印紙代。

・登録免許税…土地や建物、ローンなどの所有権を登記するのに必要な税金。これは決済時に支払う。

・消費税…私の場合は個人から購入した家なのでマンション自体にはかからないのだけれど、不動産会社さんの仲介手数料にかかる。

上のは、購入した年にかかるもので、さらに購入してから毎年かかるのが
・固定資産税…個人や法人が所有する土地や建物に対して課される税金。
さらに、火災保険などの住宅にかかる保険関係の費用もチェック。
この機会に生命保険も見直してみようかと、また新たに書類を広げて…。

こんな調子でどんどん時間が経っていくのだった。

自分の名前と新しい住所を見飽きるほど書き、気分転換にちょっと家のことをやろうとすると「そういえばアレがない!」「コレもない!」と買い出しへ。

家具・家電類はもちろん、生活に必要な細々としたものもある程度、用意したはずなのに、けっこう生活してみないと気づかないものもあったりする。

これはまだ、両親がいた滞在していた期間のことだけど、新しいトイレに一番乗りし、父が気分よく用を済まそうとしたものの、トイレットペーパーがないことに気づいてみんなで慌てたり。

バタバタしたまま1日1日が過ぎていくけれど、明日はとうとう猫をペットショップまで迎えにいく日。猫ちゃんに関することだけは準備万端!のつもりだけれど…

スミタス

お取り置きしていただいていたペットショップに行き、ドキドキしながら猫に会うと、
私のことはきっと覚えていないだろうけど、初めて会った時同様、人懐っこく近寄ってきた。

ほんの少し会わない間に、また少し体が大きくなったように見える。
聞けばノルウェージャンフォレストキャッ卜は生後3歳頃まで体が成長するのだとか。
今でも十分、小型犬くらいはあるように見えるけれど…。

でも“犬派”だった私をあっさり、猫好きに変えてしまうきっかけとなったそんな犬っぽいところも可愛いらしいのだ。

キャリーケースにいれるのも運ぶのも一苦労だったし、かわいそうだったけれど、
無事に家へと連れ帰ると、家中を探検し、さっそくお気に入りの場所を見つけて毛づくろいをしたりしている。窓辺のスペースは広めにとっておいて正解だった。きっと日向ぼっこをするのにちょうど良いだろうな、と思っていたのだ。
今のところ爪とぎ以外の場所で爪は砥いでいないようだけれど、壁紙はひっかき傷防止の壁材にしてもらっているので安心。猫ドアをつけている部屋同士は自由に行き来ができるので、さっそくくぐって移動してみたりもしている。逆にキッチンや水回りなどの入ってほしくないスペースは、簡単な仕切りができるようにした。
あとはトイレやごはんの時間をしっかり覚えてもらって…でも思ったより早く馴染んでくれそうな予感がしてほっとした。

実は日中いない間も様子がわかるよう、ペットモニターをつけるのも検討したのだけれど、これは迷った末につけなかった。でも、この好奇心旺盛ぶりを見ると、やっぱりあっても良かったかも…?と思う。他にも、一緒に生活していくうちに必要なものがまた見えてくるのかな、と考える。

引き渡し以来、なんだか心まで慌ただしくなっていたけれど、この仔が家にいるだけで、気持ちが落ち着いてきた。

こうやって、この仔と毎日を重ねて、私の日々の暮らしは続いていくんだな…。
我が家に猫がやってきたこの日。
「自分の買った自分の家で暮らす」ということが、ようやく実感として湧いてきたのだった。(続く。次回最終回)

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