知らなきゃ損! 住宅業界のプロが教える中古住宅売買虎の巻(3)

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知らなきゃ損! 住宅業界のプロが教える中古住宅売買虎の巻(3)

知らなきゃ損! 住宅業界のプロが教える中古住宅売買虎の巻(3)

「フローからストックへ」。世の中の流れはなぜ今、中古住宅なのか

昨今の中古物件の流通事情と、その「本当のところ」をプロの視点から読み解くシリーズの第3弾。

「フローからストックへ」。戦後の復興時代から数えて今日までの「大量生産」「大量消費」する社会から、「今あるもの、良いものを長く大切に」という考え方が浸透しつつある昨今。住宅事情も同様で、中古住宅流通の活性化やリフォーム・リノベーションに力を入れる住宅関連企業が増えているといいます。

前回までの2回に渡ってご紹介した通り、法律改正も含めて国や世の中の流れは中古住宅の流通を活性化させる方向にシフトしています。でもそれは、逆を返すと、今まではあまり積極的には流通していなかったということでもあります。
国内で中古住宅流通が活発化してこなかったのはなぜか?
全国的にもいち早く、2009年にインスペクションを導入、不動産流通への融合を模索し、当サイトでも数回に渡ってご紹介してきたオリジナルの建物診断を絡めた売買仲介サービス「お住みつき」を提供しているスミタスに、今回もお話を伺ってきました。

今これまでの国内事情と変化した背景、今後の展望などをわかりやすく解説します。

欧米に比べて建物の寿命が短い!? 中古住宅流通が活性化しなかった理由とは

日本の住宅は、欧米と比べて建物の寿命が短いといわれています。これは、建築技術が欧米と比較して劣っているということではなく、住宅メンテナンスの意識の低さにあると考えられています。

住んでいる間の定期的なメンテナンスはもちろん、住宅売買時のメンテナンスなど、欧米と比較するときちんと行われていないことが多いのが実情でした。

こうした事情が「中古物件は売買後のトラブルが怖い」という一般的なイメージとして定着してしまい、前回までの2回に渡ってお届けした法改正施行の背景につながっていきます。

また、上記のメンテナンス事情に加え、戦後の建築ラッシュ以降日本では「自分の家を持つ=新築」がステータスといわれる時代が長く続き、新築の供給が伸び続けていたことなどから、中古物件を重視する企業も人も極端に少ない傾向がありました。

しかし、人口減少などに伴い、増え続ける住宅はいつしか世帯数を上回り、空き家が社会問題化されることに。2000年以降からは、「リフォーム」「リノベーション」というキーワードが少しずつ私たち一般の人たちにも浸透するようになってきました。

さらに、住宅購入の中心層となる今の20〜30代は、日常的にインターネットオークションを利用し、良いものであれば中古品を使用することに抵抗の少ない世代。中古住宅を選択することで住宅購入費用の予算を抑えられる分、デザインにこだわったり、DIYを楽しんでオリジナリティを追求したり、と家づくりの考え方自体も変化してきています。

こうした背景も手伝って2010年以降、特にこの数年は、消費税の引き上げなどと合わせて税制面でもメリットの大きい中古住宅の購入がさらに注目を集めるように。流通を活性化させるための制度の整備も一気に進みました。

春からの中古物件選びはロゴに注目! 国の標章制度「安心R」って!?

法の整備が進む中、2017年12月に施行、2018年4月から開始される制度で、国土交通省が告示する「安心R住宅」(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)がスタートします。

国土交通省が公開している資料によると、「不安」「汚い」「わからない」といった従来の中古住宅のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」既存住宅を選択するための制度。耐震性を確認でき、インスペクション(建物状況調査)が行われている住宅で、リフォームなどの情報提供がきちんと行われている既存住宅には標章(安心R住宅)が付与されるようになります。

標章を付与する事業者団体も標章を付与する要件も、国が設定し、事業者団体の審査、登録を経て要件に適合した住宅だけが使用できる標章。これからはロゴを一目見るだけで、購入を検討している住宅が「国が認めた」要件を満たし、性格な情報を公開している住宅かどうか、ということがわかるようになるのです。

いかがでしたか? 物件選びの際、この事を知っているか知らないかでは、差が出てしまいそうな貴重なお話でしたね! 次回は「お客様満足度」について。中古住宅にまつわる不動産業界の「当たり前じゃなかった(!?)」これまでのサービス事情などなど、とっておきのお話を住宅業界のプロの視点から見た今後のインスペクションの展望と合わせてご紹介します。

知らなきゃ損! 住宅業界のプロが教える中古住宅売買虎の巻

知らなきゃ損! 住宅業界のプロが教える中古住宅売買虎の巻(2)

詳しくは下記お問い合わせ下さい↓

建物診断(ホームインスペクショ)専門
スミタス建物診断㈱ HP http://sumitas.jp/service/diagnosis/

インスペクションを絡めた新しい売買流通システム
お住みつき HP https://osumitsuki-r.jp/

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