じわじわ日本でも人気!「イースター」の由来とおすすめテーブルコーディネート
最近、日本でも耳にする機会が増えた「イースター」は、キリスト教に関連する行事として、欧米では「復活祭」として親しまれているイベントです。
ここ数年、日本のメディアで紹介される機会も増え、認知度も上がってきました。
今回は、そんなイースターを日本人が楽しむヒントになればと「イースターパーティー」の過ごし方や、ホームパーティーでのおすすめテーブルコーディネートをご紹介します。
「イースター」はキリストの復活祭

イースターは、十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストが3日後に復活したことを祝う復活祭です。
キリスト教にまつわる行事では、日本だと「クリスマス」が最も浸透していますが、実はキリスト教圏では、クリスマスよりも「イースター」を重要視している家庭も珍しくありません。
この日は、家族が集まってみんなでご馳走を食べ、イースターの象徴であるウサギや「イースターエッグ」と呼ばれる卵や卵をかたどったチョコレートを飾ったりゲームをしたりして、お祝いします。

「イースターエッグ」は、もともとは茹でた卵をカラフルに装飾したものでしたが、最近ではインテリアショップや雑貨店でプラスチック製のものや、スーパーマーケットではエッグ型のチョコレートも販売されるようになっていて、かなり手軽に手に入るようになりました。
子どもがいる家庭では、イースターパーティーの時に、このイースターエッグを使って「エッグハント」という名の宝探しをしたり、スプーンに卵をのせて割らないように競争する「エッグレース」を開催したりと、様々なゲームをして楽しみます。
そもそも、どうして卵を用いるのかというと、キリスト教において卵は生命の始まりであり、イエス・キリストは卵から復活したとも言われているから。オブジェや飾りにウサギが使われるのは、たくさんの子供を産むウサギが豊かな生命の象徴とされているからです。
イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」
ところで、イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められています。
2018年のイースターは4月1日(注:1)。
この日には、ディズニーなどのテーマパークでもイースターイベントが開催されますので、今後はクリスマスやハロウィン同様に、日本でも浸透していくのではないかと思います。
イースター当日は、毎年日曜日なので、日本で楽しむなら、まずは家族や友人と集まって、ホームパーティーを開く過ごし方がおすすめ。

キリストの復活とともに春の訪れをお祝いする日の装飾に使うカラーは、ピンクやブルーなど、淡いパステルカラーやグリーンが使うのが一般的です。

ぜひ、みなさんも本場のイースターの素敵なところを真似ながら、素敵なホームパーティで周りの人々との親交を深める1日にしてみてはいかがでしょうか。
注:1
カトリックやプロテスタントなどの西方教会が用いているグレゴリオ暦でのイースターは4月1日ですが、ギリシャ正教などの東方教会が用いているユリウス暦は4月8日がイースターになります。

※記事協力者
スミタスアンバサダー
One&Only table主宰 Sachiko Lee(サチコ・リー)
テーブルコーディネーターとして、雑誌のテーブルスタイリングやセミナー講師、コラム執筆など、札幌を中心に活動中。
プライベートでも積極的にホームパーティーを楽しむ2児の母。
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