意外と見られてる!覚えておきたい飲み物のテーブルマナー3選
忘年会や新年会など、年末年始はみんなで集まるパーティーやお呼ばれのシーンが多い時期となりました。そんなパーティーの際、料理を食べるときのマナーには気を付けていても、飲み物を飲むときのマナーは、意外とおろそかになりがち。
今回は、紅茶・ワイン・スープをいただく時のテーブルマナーについてご紹介します。
紅茶はテーブルの高さでマナーが変わる!

まずは、昼下がりにお菓子などと楽しむことの多い、紅茶の飲み方です。
温かい紅茶を飲む際、両手でカップを包むように持ってしまう方もいるかと思いますが、ティーカップは右手で持つことがマナーとされています。
というのも、カフェなどでは右手でティーカップを持つことを基準としてサーブされるからです。ちなみに、両手で持つと「この紅茶はぬるいです」という意味にもなってしまうので、気を付けましょう。
また、テーブルの高さによってカップとソーサーの持ち方を変えるのもポイント。ダイニングテーブルで飲む際はカップだけを持ち、ローテーブルではソーサーも一緒に持ちます。紅茶を美しく飲む上で重要なので、覚えておくと役に立ちますよ。
高度なマナーであなたもワイン通に

皆さんは、ワインを味わう際、どのようにワイングラスを持っているでしょうか。「手の温度がワインに伝わって、味や香りが変わってしまいそうだから脚の部分を持つ」という考え方が日本では主流となっていますが、実は国際的なマナーでいえばNG。
フォーマルなパーティーではグラス部分を持つようにすると、「あの人、真のワイン通だな」と周りにアピールすることもできますよ。
飲むときは、できるだけグラスを汚さないようにグラスの同じ場所に口を付けるように心がけましょう。女性の方なら口紅でグラスが汚れてしまうことが気がかりになってしまうこともあるかもしれませんが、グラスは指で拭わなくて大丈夫です。
とはいえ、食事の前に軽くティッシュで口を拭っておいたり、口紅は薄めにつけるというのもマナーの一つです。
マナーの代名詞!スープの正しい飲み方

最後はスープについてですが、スープを飲む際のスプーンの使い方には「イギリス式」と「フランス式」があるのを知っていますか。
イギリス式はスプーンをお皿の手前から奥に向かってすくい、フランス式はその逆で奥から手前にすくうという所作です。日本ではイギリス式が主流となっているので、“スープをすくうときは手前から”と普段から心がけておくといいかもしれません。
飲み方としては、スプーンを下唇に軽くのせ、口に流し入れます。スープを飲む際のマナーの大前提は、音を立てないことなので、この飲み方だと音を立てる心配もなく上品に味わうことができますよ。
いかがでしたか。ワンランク上のマナーを身に付けて、この冬のパーティーを思う存分楽しみましょう!