春の花「ライラック」でゴージャスなテーブルコーディネートを楽しむコツ

北海道も、ようやく春の訪れを本格的に感じる時期になってきました。
桜が散った頃から、我が家の庭にはたくさんの木々から新芽がぐんぐん成長し、筆者はこれから次々と花を咲かせてくれるのを楽しみに待っているところです。
ところで、札幌界隈で5月に見頃を迎える花が、札幌の木にも指定されている「ライラック」です。別名「リラ」と呼ばれるライラックは、紫陽花のように小さな花が密集していて、見れば見るほど可愛らしい形をしている花です。
大通公園には、約400株のライラックが植えられていて、開花に合わせて「ライラックまつり」も開催されています。筆者は、この大通公園ライラックまつりに寄せて、自宅での「ライラックまつり」を毎年開催しています。
今回は、ライラックが見頃を迎える時期に楽しみたいテーブルコーディネート術をご紹介します。

ライラックには、紫を中心に赤紫、薄紫とさまざまなカラーがありますが、我が家の庭のライラックは薄紫です。
筆者が子供だった頃に、母が大通公園のライラックまつりで配っていたライラックの苗木を植えたもので、樹齢は30年以上になります。
その年の気候や肥料などで、花の色は濃くなったり薄くなったりして、微妙に色づきが違うのも、毎年の楽しみになっています。

さて、そんな時期のテーブルコーディネートに筆者がよく合わせる食器が、「リチャードジノリ」の”イタリアンフルーツ”シリーズです。
ライラックの紫と青紫がとてもよくマッチし、ジノリならではの白地に小花やフルーツをバランスよく散らした柄が、ライラックの可憐なイメージともピッタリで気に入っています。

昨年は紫陽花も同時期に開花したので、ライラックと一緒にテーブルフラワーにしました。
この時は自分でデザインして編んだプレイスマットを使い、同じく紫系でまとめたコーディネートで合わせたため、ゴージャスな雰囲気に仕上がりました。
ちょっとしたお祝いで集まるホームパーティにもぴったりのコーディネートなので、ぜひ参考にしてみてください。

季節の花に合わせたテーブルコーディネートを意識すると、四季を感じることができるほか、次に訪れる季節も楽しみになりやすいです。
テーブルに花を飾ると、料理が映えて美味しそうに見えやすいので、インスタ映えを狙っている人にもおすすめです。
今回は「ライラック(リラ)」を中心としたコーディネートをご紹介しましたが、フランス語で「リラの咲く頃」とは、一番良い気候のことを言います。
気候のいいこの時期、ぜひ家族や友人と、季節の花を囲んだホームパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※記事協力者
スミタスアンバサダー
One&Only table主宰 Sachiko Lee(サチコ・リー)
テーブルコーディネーターとして、雑誌のテーブルスタイリングやセミナー講師、コラム執筆など、札幌を中心に活動中。
プライベートでも積極的にホームパーティーを楽しむ2児の母。
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