華やかなインド伝統工芸「ブロックプリント」テーブルクロスの魅力

こんにちは。スミタスアンバサダーのテーブルコーディネーターSachiko Leeです。
みなさんは、インドの伝統工芸「ブロックプリント」をご存じですか?
今回は、テーブルに華やかさを加えてくれるインドの伝統工芸によるテーブルクロス「ブロックプリント」の魅力をご紹介します。
繊細な手作業による芸術品…「ブロックプリント」の魅力
筆者は10月に家族で10日間、インドを旅行してきました。想像をはるかに超えたインド文化の華やかさに圧巻され、やはりネットやニュースで知るだけではなく、自分自身の目で“見て触れて感じる“ことが感性やセンスに繋がり、生活の豊かさに結びついていくのだと
再確認して戻ってきました。
ジャイプールからインドに入り、タージマハルのあるアグラという街を経由してニューデリーから帰国という筆者が訪れたルートは「ゴールデントライアングル」と呼ばれるインド観光で最も人気のある地域です。
「ブロックプリント」は、ジャイプールを代表する布地の伝統工芸。手彫りの木版(ブロック)に染料をつけ、布に一つ一つハンコの様に手作業で押し付けていくブロックプリントの歴史はとても古く、起源前にまで遡るとも言われています。
作業は全て手作業で、出来上がるまでに気の遠くなる様な工程を経ていることから、その繊細な魅力も特徴です。
たとえば象の図案であれば、まずは象の輪郭、象の装飾具の色、人の顔や服の色それ
ぞれに別々の木版を押していきます。複雑なデザインのものでは何十色、つまり何十版
も版をつくり色をのせていくのです。

一色押すたびに洗って干して色を定着させる必要があるため、完成まではかなりの時間を要します。
また、染料は天然由来の植物などを煮詰めたり発酵させたりして色を出しているので、複雑な発色と素朴ながらも華やかさのあるプリントに仕上げられています。
工場見学も体験!職人の技は圧巻…

工場併設のショップでは、たくさんのテーブルクロスやランチマットを販売してい
て、商売熱心なスタッフが1枚ずつ広げて見せてくれます。
筆者が、気に入った二つのうちどちらか一つを選ぼうと迷っていたら「君は若いんだ。迷うことはない!迷うのは年寄りのすることだ!」と熱弁をふるわれ、結局両方購入してきました。

さまざまな柄のブロックプリントのテーブルクロスがたくさん並んでいて、見ているだけでも楽しかったです。
旅先でテーブルリネンやテーブルウェアを購入するのが筆者の旅の楽しみでもあり、家族でテーブルを囲む時に、旅の思い出話で盛り上がることにも幸せを感じています。

テーブルにインドの文化を取り入れれば、簡単なイメチェンにもなりますよ。
皆さんもぜひ、旅行に行かれた際にはテーブルアイテムを思い出として購入することをお勧めします。きっと、いつもの楽しい食事がもっと楽しくなるはずです!

スミタスアンバサダー
One&Only table主宰 Sachiko Lee(サチコ・リー)
テーブルコーディネーターとして、雑誌のテーブルスタイリングやセミナー講師、コラム執筆な
ど、札幌を中心に活動中。
プライベートでも積極的にホームパーティーを楽しむ2児の母。
HP http://oneandonlytable.wixsite.com/oneandonlytable
instagram @sachikolee0325