道民には欠かせない食材「秋鮭」の美的実力とオススメの食べ方

旬を迎えた「秋鮭」。日本の家庭ではこの時期、秋刀魚(さんま)とともに、食卓に登場する機会も増えますね。
安価で手に入る秋は、脂が乗って美味しさも絶好調。和洋中を問わずメイン素材としていろいろな料理に使えますから、家庭の食卓を預かる立場には、なんとも魅力的な食材です。実は、鮭は米国では「スーパーフード」のひとつに選ばれていて、免疫力を上げる効果が期待できる食材として脚光を浴びています。「泳ぐ栄養カプセル」の異名をとり、魚のうちでも最強の美肌食材としても、注目を集めています。
北海道を代表する食材でもあるので「そろそろ、鮭も食べ飽きてきたかな…」と思っている方もぜひ、身近な食材・鮭のすごさを、今一度確認してください。
今回は、その鮭に含まれる栄養素にスポットライトをあてます。
1:紫外線によるシミ・シワ・たるみ対策に必要な抗酸化成分が豊富

鮭の赤い身は「アスタキサンチン」という天然の色素成分によるもので、非常に強い抗酸化力を持つ栄養素です。
紫外線によって私たちの肌に発生する活性酸素「一重項酸素」を消去する力が強く、トマトの「リコピン」よりも強い抗酸化作用をもつ成分であるとさまざまな研究で報告され、注目されています。。
また、食べて摂るだけではなく、その効果を狙って、コスメの成分としても使われています。。
2:お肌のハリ対策に作用する成分「DMAE」も含有

鮭に含まれる美肌成分としてもうひとつ特徴的な成分は「DMAE(ジメチルアミノエタノール)」です。
体内で吸収されると、筋肉を収縮させる働きがある神経伝達物質「アセチルコリン」の材料になり、表情筋を引き締め、ハリのある肌に導き、たるみ防止に効果が期待できる「魔法の物質」と呼ばれています。
体内の「アセチルコリン」分泌量は加齢とともに減少していきますので、きりっと引き締まったお顔をキープするためにも「鮭」を食べる価値があると筆者は考えます。
美肌成分をたっぷり摂れる鮭の食べ方

鮭にはこの他にも、血液サラサラ効果で知られている「オメガ3」や、皮に多く含まれている「コラーゲン」、肌荒れ防止に役立つ「ビタミンB2」、血行を改善し肌色を明るくする作用が期待できる「鉄」なども含まれています。
そんな背景からもぜひ、コラーゲン摂取を狙って皮ごといただくのが、筆者のおすすめ。
適量は、1日1切(約100g)が目安とされています。
また、スモークサーモンは塩分が多いので、目安量以下に控えた方がベターです。
余談ですが「アスタキサンチン」はレモンなど「ビタミンC」を多く含む食材と組み合わせると、抗酸化効果が増強されるといわれていますので、鮭料理のバリエーションを考えるときのご参考にしてください。
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この記事はライターの知識と経験に基づいた情報です。
個人により、その効果は異なります。
ご自身の責任においてご判断・ご利用ください。
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記事提供者:
藤屋 知子(ふじや ともこ)
◇スコーン研究家(https://www.instagram.com/fujiyatomoko/?hl=ja)
◇一般社団法人 日本肥満予防健康協会認定講師
◇上級美肌食マイスター
◇肥満予防健康管理士
◇ダイエットアドバイザー
◇アンチエイジングアドバイザー
【活!美肌食マイスター】http://katsu-bihada.jimdo.com/