ちょっと知りたいラ〜メン予備知識Part3「お酒を飲むとラーメンが食べたい」理由
飲酒後には、ついラーメンを食べて帰宅したくなる人も少なくないのではないでしょうか。
シメの1杯に、お気に入りのラーメン店がいくつかある人も多いと思います。
今回は、そんな「お酒を飲んだあとにラーメンが食べたい」の法則について、僕なりに見解をまとめましたので、ご紹介します。
実は、この法則には奥が深い理由があったのです……!
「飲酒後 → ら〜めん食べたい」の法則はなぜ?

お酒を飲んだ後って、思わずラーメンが食べたくなりませんか?
これは、体内に入ったアルコールが肝臓に運ばれ、酵素によって分解されることが関係しているそうです。
肝臓が必要とするエネルギーには、主にブドウ糖(炭水化物)ビタミンB1などが挙げられますが、ラーメンの炭水化物は、消化されるとブドウ糖などのエネルギーに変わります。
つまり、お酒を飲むと、身体が炭水化物を欲するというわけなのですね。
さらに、肝臓でアルコールを分解してくれる物質が作用するために、うま味物質の一種である「イノシン酸」を欲しやすくなるとか。「イノシン酸」は、鰹節や肉に豊富に含まれる旨味成分で、トンコツでダシを取るラーメンに豊富に含まれています。
また、ラーメンの麺に使用されている「かんすい」は、アルカリ性の溶液です。
飲酒によって体内が酸性に傾いていると、アルカリ性のものを食べたくなりやすいことからも、アルカリ性の溶液が練りこまれたラーメンの麺が食べたくなることがあるそうです。。
ビール好きほど、飲酒後にラーメンを食べたくなる!?

ちなみにこの法則は、ビール好きの人にほど当てはまりやすいのだとか。
ビールはカリウムが多くナトリウムが少ない性質があるのですが、ビールを飲んだあとの身体は、体内のカリウムとナトリウムのバランスを保とうとします。
つまり、ビールを飲んでカリウムが過剰になるとナトリウム、つまり塩分が欲しくなってくることから「ラーメンが食べたい!」と感じやすいかもしれません。
余談ですが、個人的には、お酒をたくさん飲み過ぎて胃が膨張し御手洗に行くと、膨らんだ胃が空っぽになりお腹がすくのも関係しているのかなと思っています。。
この「お酒を飲むと、ラーメンが食べたくなる!」の法則は、突き詰めていくと奥が深いんです。

<取材協力者>
樋口 大樹(ひぐち だいき)・・・『Moewe(メーヴェ)』代表。昭和55年11月13日生まれのさそり座。A型の青森県青森市出身。
趣味は、ラーメン巡り、食べ歩き、バイクが(ラーメンメインで焼き鳥、お酒好き)。
★『Moewe(メーヴェ)』 豊平区月寒中央通11丁目3-6 B棟1F
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