札幌10区の魅力を徹底解剖! 住み心地満足度ランキング【9位編】

195万人が暮らす札幌市。市内10区、それぞれの区に個性があり、「利便性が良い」「自然が多い」などの特徴や、「治安」「学習環境」などの気になる面もさまざまです。
スミタスが市内全10区、約3000人に実施した「住み心地アンケート」の結果を元に、実際に住んでいる人の満足度が高い区を10位からランキング形式でご紹介するシリーズの第2弾。今回は満足度9位となった区の特徴や住み心地を解説します。
ランキングではあくまでも下から2番目といえど、今回ご紹介する9位の区には魅力もいっぱい。同じ区の中でもエリアによって特色もさまざまな、その区とは…!?
農業、工業、商業、3つの産業が盛んな東区

住み心地ランキング第9位は東区という結果! 東区は大きく4つのエリア①栄西・栄東・丘珠地区、②伏古・札苗地区、③北光・元町・北栄地区、④鉄東・苗穂地区に分けられます。北区に次ぎ2番目に広い耕地面積を誇り、区の北東部はタマネギ栽培が盛んで、特産のタマネギ「札幌黄」などでもよく知られています。
苗穂地区は明治時代から工業地帯として栄え、現在でも大規模工場が建ち並びます。JR函館本線北側には卸売センターがあり、商業も盛ん。こうした3つの産業を軸に、その職場に勤める人たちをはじめ、耕地エリアなどでは開拓時代から代々その土地に住み続けている家庭が多いのが東区です。
また、1988年に地下鉄東豊線が開通して以降は、さらに幅広い層の人たちが居住地の選択肢として東区を視野にいれることが増えました。
東区はその面積が広い分、地下鉄沿線のエリアは限られているものの、バスなどの公共交通機関も発達しているため区民の足はしっかり確保。さらに、区内に丘珠空港があることから、道内出張の多い人がアクセスの良さから住まいのエリアに東区を選ぶといったケースも。
実際に、スミタスのアンケート結果でも、「交通便距離」「交通便発着」といったアクセスに関する項目はいずれも6割近くが満足度5点満点中4〜5ポイントを投じています。
近隣小学校の児童数が増え続けている人口増が顕著な東雁来エリアも魅力。札幌市が分譲する「ウェルピアひかりの」という大型分譲地がある東雁来は、1996年の区画整理事業開始以来、子育て世代をはじめとする若い世帯に人気で、分譲地内にはショッピングセンターや大型公園があります。
また東区には、アリオ札幌店、イオンモール札幌苗穂、といった大型の複合商業施設が点在していて、日用品の買い出しはもちろん、家族でのちょっとしたお出かけにもぴったりな施設が充実しているのもうれしいところ。
さらにアンケートでは、「医療施設」に関する項目での満足度が高いのも特徴です。エリアごとに総合病院があり、系列のクリニックや医療施設、介護施設などが充実。天使大学や札幌保健医療大学といった、未来の医療従事者を育てる環境も整っています。
子育て世代にうれしい学習環境と豊かな自然

東区といえば、広大な土地を生かした名所やレジャースポットが多いのも特徴。「モエレ沼公園」や「サッポロさとらんど」といった、自然とのふれあいを楽しめる環境や札幌コミュニティドーム(つどーむ)といった区民はもちろん、市民が大勢利用する大規模施設も。
また学習環境では、市立開成中等教育学校をはじめ、私立では札幌光星中学校・高等学校、札幌大谷中学校・高等学校といった中高一貫で学べる学校が区内にあり、お子さんが小さいうちから中学受験を視野に入れて学習に力を入れているご家庭も少なくないそう。
アンケートの満足度でも「学習環境」に関する項目では、1〜2の低評価を付けた人が全体の1割以下という結果に。エリア西部、南部の市街地と畑作池と郊外住宅地が広がるエリアでは雰囲気も特徴も大きく異なるものの、区内では緑豊かな自然をたくさん目にすることができ、のびのびとお子さんを育てたいという方にもぴったりなのが東区です。
いかがでしたか? 都心へのアクセスも便利な地下鉄沿線エリアと少し足を伸ばせば一面に広がるタマネギ畑やモエレ沼公園といった豊かな自然が広がるエリア。どちらも兼ね備えているのが魅力の東区。ぜひ住まいのエリア探しの参考にしてくださいね。