札幌10区の魅力を徹底解剖! 住み心地満足度ランキング【8位編】

195万人が暮らす札幌市。市内10区、それぞれの区に個性があり、「利便性が良い」「自然が多い」などの特徴や、住み替えのエリアを探している人にとっては「治安」や「学習環境」といった気になる面もさまざま。
スミタスが市内全10区、約3000人に実施した「住み心地アンケート」の結果を元に、実際に住んでいる人の満足度が高い区を10位からランキング形式でご紹介するシリーズの第3弾。今回は満足度8位となった区の特徴や住み心地を解説します。
今回ご紹介する8位の区は広大な大地、豊かな緑。魅力いっぱいのあのエリア。果たしてどの区が8位にランクインしたのでしょうか?
温泉をはじめとした観光も魅力!南区

今回のアンケートでは、8位は南区という結果に!
南区はなんとその面積、全市域の60%を占める657.48k㎡。南北に37.6㎞、東西に33.2㎞に広がり、小樽市、千歳市など4市2町1村と隣接しています。
区内の魅力は皆さんもきっとよくご存知の通り、豊かな自然。区域に支笏洞爺国立公園が含まれ、標高1000m越えの高峰がそびえています。札幌を象徴する藻岩山があり、市民の水源として欠かすことのできない豊平峡ダム、定山渓ダム、滝野すずらん丘陵公園、札幌国際スキー場といったレジャーや市民の憩いの場も豊富。
市内では4番目に大きい耕地面積を有し、果樹栽培が盛ん。リンゴ狩りやイチゴ狩りといったレジャーを楽しみに、果樹園を訪れたことがある人も多いのでは。また定山渓温泉は市内街からの観光客で賑わう人気の癒やしスポット。芸術の森といった文化発信の拠点もあります。
住宅地一帯は大自然と調和し、穏やかで暮らしやすく、人口は約14万人。
エリアとしては大きく区切ると9つに分けられ、それぞれ藻岩下、澄川、藻岩、真駒内、簾舞、藤野、石山、芸術の森区域、定山渓となります。
古くからこの土地に根を下ろし、数世代に渡って暮らす世帯や、札幌オリンピックと同時に地下鉄南北線が開通した1970年台に一気に栄えた沿線エリアは、高齢化が進む一方、子育て世代が移り住むなど幅広い世代が交流しながら暮らしていてご近所付き合いも比較的盛ん。町内会の交流やイベントなどに若い世代も積極的に関わる機会も多いようです。
地下鉄沿線エリアはもちろんのこと、広大なエリアを網羅するバスの路線も確保されていて、都心へは1本で行ける便も豊富。マイカー中心の生活を送る人が多い区ではありますが、公共交通機関も十分に発達しています。
子育て世代にうれしい学習環境と豊かな自然

親子で様々な学習や体験ができるのも南区の魅力。果樹園での果物狩りや藻南公園や真駒内公園といった大型公園では気軽に自然と触れ合うことができます。また公園内では、夏場はバーベキューやキャンプも盛んで市内でアウトドアが楽しめる場として人気。
このほか、札幌市豊平川さけ科学館、札幌市アイヌ文化交流センターといった学びの施設が多いのも特徴です。
学習環境自体としては各住宅地、小中学校付近には他エリアと遜色なく学習塾などもあり、アンケートでも4割近くの人が5点満点中、満足度の高い4〜5ポイントをつけ、3ポイントの投票分も含めると7割近くの人が特に不便を感じていないという結果。
他の区と比較すると治安の良さや近隣環境に対する満足度が高いことにも注目です。のびのびと子育てをしたい方や都心の煩雑さを避けたい人には理想的なエリアとなっているよう。
また、南区はその面積が広大であることから、住宅探しもバラエティに富んでいます。利便性を重視したい場合には地下鉄駅近隣の分譲マンションや中古住宅・新築一戸建てから選ぶことができます。駅まで徒歩圏内という地域でも、閑静で落ち着いた街並みが多いのも特徴です。
郊外にいくと1世帯の自宅として使うには広めの土地に住宅を建てることも可能。土地一坪あたり1万円台から売り出されている物件があるので、自宅の土地が200坪300坪、さらには500坪と購入できる場合も。家庭菜園や、DIY、ドッグランなどライフスタイルに合わせたマイホーム探しが可能な地域です
札幌市内の面積の6割を占め、大自然に囲まれた南区。誰もがイメージするのんびりとした
雰囲気と、玄関口となる地下鉄沿線エリアでは利便性を兼ね備え、実はとっても理想的な区だと感じた人も少なくないのでは? ぜひ住まいの場所選びのご参考に!