札幌10区の魅力を徹底解剖! 住み心地満足度ランキング【4位編】

196万人が暮らす札幌市。市内10区、それぞれの区に個性があり、「利便性が良い」「自然が多い」などの特徴や、住み替えのエリアを探している人にとっては「治安」や「学習環境」といった気になる面もさまざま。
スミタスが市内全10区、約3000人に実施した「住み心地アンケート」の結果を元に、住民の満足度が高い区を10位からランキング形式でご紹介するシリーズの第7弾。今回は満足度4位に選ばれた区の特徴や住み心地について解説します。
ランキングもいよいよ今回からは上位。10区の中でも満足度の高い4位となる区は、住宅地としてのイメージも色濃く、緑豊かな区。その住み心地は果たして…?
国道36号線が横断する札幌・東の玄関口「清田区」

今回のアンケートで4位となったのは清田区!
清田区は、1997年に豊平区から分区して誕生した市内で最も新しい区です。豊平区や南区と隣接し、区の南側にあたる約3分の2が丘陵地となっていて、区の南北を渡るように厚別川が流れる自然豊かなエリアです。
市街地は区の北側にあたり、住宅エリアは大規模開発によって整備された新興住宅地が多く点在しています。そのため、人口増加率や年少人口の占める割合が市内10区の中でも最も高く、子育て世代に便利な施設や、持ち家率も高いのが特徴です。
また区内を横断するように国道36号線が通っていて、千歳方面からの玄関口となっています。地下鉄やJRなどの交通利便性はやや低く、マイカー利用やバスの交通網が充実。地域によってはバスから、地下鉄東豊線福住駅、地下鉄東西線大谷地駅、同南郷18丁目駅、同新札幌駅、JR新札幌駅への接続も可能です。
スミタスの5段階評価のアンケートでは満足度の高い4〜5ポイントをつけている人は全体の約4割ではあるものの、「普通」の「3」を加えると約7割に。実際に住んでいる人たちもマイカーやバスを上手に利用していて、不便を感じている人は少ないことがわかります。
住宅地は大きく「清田」「真栄・美しが丘」「里塚」「里塚緑ヶ丘」「平岡」「北野」、6つのエリアに分けることができ、地下鉄駅沿線と比較すると土地の価格が比較的安価という特徴があります。
中古住宅の流通は分譲マンションが少ない地域の為、一戸建てがメイン。全体的に大型造成地が多く、昭和40年代後半の造成地域から、最近まで造成されていた地域もあり、いずれの街並みも整備されています。
市内で唯一の「駅なし区」である事から土地相場は手ごろな水準で推移しており、中古一戸建て、新築一戸建てともに取引は活発です。
のびのび子育てできる緑豊かな環境

区内には「イオンモール札幌平岡」や、道内唯一の「コストコホールセール札幌倉庫店(会員制)」があります。飲食やショッピングを気軽に楽しめるスポットとして子育て世代に人気。大手の電気店や家具店のチェーン店も点在しているため、生活に必要なものが区内でほとんどすべて揃うのも、満足度の高さの理由になっているようです。
隣接する北広島市との境界には「三井アウトレットパーク北広島」や、ホームセンターやインテリア雑貨店も軒を連ねるショッピングモール「インターヴィレッジ大曲」があり、少し足を伸ばしてショッピングを楽しむ人も多いのだとか。
また、スミタスのアンケートでは、「公園」「利便施設」など子育て世代に気になるチェック項目で8割近くが3〜5と高いポイントをつけていたのも特徴的。エリア内の各地に水遊びやそり遊び、1年中、お子さんを安心して遊ばせることができる緑豊かな公園が点在しています。
梅の名所として知られる「平岡公園」は、名物の梅ソフトクリームも人気。広大な公園内には、大型のピラミッドやパークゴルフ場、ゲートボール場、野球場があり、散策も楽しい公園です。
また「清田公園」は厚別川に隣接した約3haの大きな公園。野球場やテニスコートが2面あり、たくさんの樹木に囲まれています。「美しが丘西公園」にも野球場やテニスコートがあり、砂場やコンビネーション遊具、ターザンロープに水遊び、冬はそり遊びなど、小さなお子さんが楽しめます。
また花と紅葉の名所「平岡樹芸センター」では、約3000本のイチイ、700本のカエデ、ツツジに桜やマツが植栽されていて、庭園が四季折々に色づく様子を楽しめます。
また、アンケートでは治安やご近所付き合いに関する項目で、なんと9割近くの人が3〜5ポイントをつけていて、安心して暮らせる環境であることがわかります。
閑静で落ち着いて子育てができ、おそらく区外の人たちのイメージ以上に暮らしやすく、住んでいる人の満足度が高いエリア、清田区。ぜひ住まいのエリア選びのご参考に!