知られざる魅力に注目!札幌郊外の住み心地を大調査【恵庭編】

憧れのマイホーム計画を立て始めると、予算や立地、新築か中古か…といったいくつもの選択を迫られることになります。
数ある選択の中でも代表的なのが、
「利便性を重視した都心での暮らしが良いか?」「緑豊かでゆったりと過ごせる郊外での暮らしが良いか?」という問題。どちらを選んだとしても双方にメリット・デメリットが感じられ、多くの人が最初の段階で頭を悩ませるところです。
また、郊外での暮らしに魅力を感じつつも迷っている人たちの悩みに焦点を充ててみると、「都心でマイホームを持つよりも、予算的に広い土地や大きな家が持てる」「子供をのびのび育てられそう」といった良いイメージがある一方で、「通勤や通学が不便になる」といったマイナスのイメージが気になっている人も多いようです。
さらには、もともと縁のあるエリアでない限り、住み心地や利便性、周辺環境といったことは、実際に住んでみるまでは分からないもの。そのエリアを候補にいれるべきかどうかすらも判断がつかない…という声も。
そこで、札幌近郊都市の住み心地をはじめとしたその街の魅力を探り、ご紹介していくシリーズの第3弾!
今回は、のどかな田園風景と都市機能を持ち、札幌のベッドタウンとしてもよく知られる「恵庭市」の魅力をご紹介します。果たしてその住み心地とは…!?
ガーデニングが盛んな緑豊かな街

札幌市と千歳市のほぼ中間に位置する恵庭市。西側には「支笏洞爺国立公園」に連なる森林地帯と自衛隊北海道大演習場があり、北東部に農地が広がる自然豊かな街です。
市街地の面積は市域の約5%、JR恵庭駅から約2kmの範囲と、コンパクトに都市機能が集約されているのが特徴的。「ガーデニングの街」としても知られ、市民による花のまちづくりも盛ん。街の至るところで色とりどりの花々に出会うことができます。
札幌までのアクセスは、車で約45分〜1時間、JRで約20分。千歳までのアクセスは、車で約20分、JRで約15分。通勤や通学、買い物などで利用することの多い都市への交通利便性もバッチリです。
市民を対象にした平成30年度の市の調査では、なんと94%の人が「住みやすい」と回答。90%の人が「住み続けたい」と評価する住み心地抜群の都市でもあります。
移住予定者への「オーダーメイドツアー」

恵庭市の人口は約7万人。札幌のベッドタウンとして市制施行以来、増加し続けてきましたが、平成19〜20年頃から減少傾向に。近年は行政で移住・定住支援に力を入れていることもあり、緑豊かな土地での暮らしを望む子育て世代やリタイア世代から注目を集め、再び増加しはじめ、2019年9月末には7万人を超えました。
行政の取り組みのひとつとして、恵庭市への移住を考えている人に向けた「オーダーメイドツアー」があります。これは、平日に移住担当職員が希望に合わせたプランに沿って、ジャンボタクシーを貸し切り市内を案内してくれるというもの。
子育て世代にむけた「子育て環境見学コース」では、保育園や学校の周辺環境、子育て支援センターの見学などができるそう。
移住後の暮らしを具体的にイメージすることができのが、嬉しいですね。
子育て世代への支援や教育環境が充実

子育世代にはさらに嬉しい支援も。子ども医療費助成や乳幼児紙おむつ用ごみ支給事業など、市が積極的に子育て支援を実施しています。
恵庭市では、全国に先駆けて、絵本を通じて赤ちゃんと保護者がふれあう「ブックスタート」事業に取り組んでいることでも知られています。市内で生まれたすべての赤ちゃんを対象に、絵本や絵本ガイドなどがセットになった「ブックスタートパック」が贈られます。
また、市内の全小中学校には司書が配置され、「朝読書」を実施するなど、読書を通じた教育に街ぐるみで取り組んでいます。
市内には6ヶ所の子育支援施設があります。そのひとつ、0〜18歳を対象とした「フーレめぐみの」は、平成26年にオープン。はボール遊びやロッククライミングなども楽しめる子どもひろばがある複合施設で、地域住民に幅広く活用されています。
また「えこりん村」などのテーマパークや「緑のふるさと森林公園」「ルルマップ自然公園ふれらんど」といった自然と触れ合える施設も充実。豊かな自然環境を生かし、親子で食育や体験活動に取り組むことができます。
いかがでしたか?
自然豊かで移住者に優しい街・恵庭。その魅をご紹介しました。マイホームの場所選びで迷っている方はぜひご参考に!