いつでも綺麗なキッチンをキープ!整理収納と色づかいのコツ

毎日使用するキッチン。いつでもきれいな状態をキープしておきたいですよね。最近では、インスタグラムなどのSNSを通じて、自身の生活空間を公開している人も少なくありません。台所も家の中の大切な空間の一つとして、「見せる」収納や「映える」空間づくりにこだわっている人が増えているようです。
でも、自分好みの雑貨を飾ったり、生活感を上手に隠す収納グッズを集めたり…。おしゃれなキッチンを目指したのはいいけれど、使用したいものがすぐに取り出せない!隠す収納を意識して奥にしまいこんだものが、気がついたらいつも使用期限切れに…。といった「機能的vsおしゃれ」に関するお悩みが同時発生しがち。
そこで今回は機能的なキッチンを維持するための整理整頓術とおしゃれな空間づくりを両立させる方法をレクチャー。教えてくれたのは、札幌在住の整理収納アドバイザーでおうちスタイリスト®の米村大子さんです!
まずは基本を押さえてスッキリ収納!

はじめに整理整頓のポイント5箇条をご紹介。まずはこの5点を理解することがとっても大切です。
1.「まずは全部出す」…何を持っているか棚卸し、余計なものを買わないことが整理の第一歩
2.「定位置を決める」…家族みんながわかるようにラベルを貼るなど、ルールを共有する
3.「素材と大きさをそろえる」…調味料入れなど同じ分量のものは容器を統一する
4.「掃除が苦手なら収める」…油とホコリは大の仲良し。引き出しや棚に収めれば拭き掃除が楽チン
5.「空白の空間をつくる」…作業スペースを確保。空間の余裕が心の余裕に
さらに、どこに何をどう区分して収めるのか、というのもポイント。上記のポイントの3つ目、「素材や大きさをそろえる」ことを意識しつつ、シチュエーションで区分するのもオススメなのだそう。
「例えば朝ごはんの時に使う食器、お弁当づくりに使う小物などその場所を開ければ、全部そろうようにすることで、朝の忙しい時間にあちこち動き回らなくて済みます」と米村さん。
新しいアイテムは使うシーンが想像てきたら購入!

さらに、今回は、赤を差し色にしたコーディネートを意識しながら「見せる」「収める」方法を伝授してもらいました。
写真は上記の「朝食で使うもの」を一式にした「見せる」収納アイディアの一つ。お揃いのお皿やカトラリー、使用する調味料や食材など「見せたい」もの「映える」ものを、作業しやすいスペースに「収納」。おしゃれな空間の中なら、朝食の準備も心にゆとりを持って楽しくできそうですね。

写真も「見せる収納」の一つ。エプロンやミトン、タオルなど、よく使用するキッチン周りの布製グッズを赤と白で統一して揃え、はしごにかけたS字フックに吊るすだけ。超簡単なのに、一瞬で可愛いキッチンに。S字フックは見せる収納に何かと使えるアイテムなので、ひらめいた時にすぐ使えるよう、ぜひ家に置いておきたいアイテムです。
また、新しいアイテムを購入する際は「可愛いから」「便利そう」という以上に「使っているシーンを想像できるか」をポイントにすることが大事。可愛いけど他のアイテムから浮いていて使う場面がない、便利だけど使う機会がない…などなどせっかく購入したアイテムを無駄にしてしまう前に、ぜひ購入時点でのイメージを大切にしてみてください。
いかでしたか? 機能性とデザイン性…。基本の収納ポイントが押さえられれば、両立はできます! ぜひ、米村さんの収納技術を参考に、自分好みで使い勝手の良いキッチンを目指してくださいね。

取材協力:米村 大子
整理収納アドバイザー1級
宅地建物取引士
終活カウンセラー上級個人宅の訪問お片づけサービス・整理収納講座やお掃除講座のご提供のほか企業様には、モデルハウスの間取りや収納のご提案をさせて頂いております。
住宅・リフォーム関係のイベント講師、その他幼稚園・小学校・教育委員会からの講演依頼も多く、大学でも特別講師を担当。
「暮らし」を楽しむことを軸に、自主セミナーやラク家事の勉強会なども主催しています。
http://kurashi-kata.com/