おうちで簡単! 寒い季節にぐっすり眠れるヨガポーズ

今年もすでに秋半ば、札幌市内は早くも冬仕度の雰囲気ですね。
毎年のことと覚悟はしていても、女性にとって冬の寒さは「外出が億劫で体を動かす機会が激減」「底冷えする夜はなかなか寝付けない」…と悩みの種になりがち。
そんなお悩みを解消するには、心身のバランスを整え、柔軟性や体力を向上させる「ヨガ」がおすすめ。ヨガにはたくさんのメソッドがありますが、今回はお家で気軽に取り組むことができる上、質の良い睡眠をサポートしてくれる「音楽を組み合わせたヨガポーズ」をご紹介したいと思います!
静かなピアノの調べでまずは心身をリラックス
教えてくれたのは札幌のヨガインストラクター・管なおさんとピアニストの神原希未さん。
二人は、ピアノの生演奏を聴きながら楽しむヨガ「ピアパラヨガ」のレッスンを主宰しています。地下鉄南北線・北24条駅から徒歩約5分の「スタジオR」で月1回レッスンを開催しているほか、企業や病院、高齢者施設などでの出張レッスンも実施しているのだそう。
さっそく、まずは月1レッスンの様子を見学。この日のテーマは「心地よい眠りをサポートするヨガ」です。
間接照明のふんわりとした明るさの中で、菅さんが生徒一人ひとりの目を見ながら語りかけます。
「冬の森では、動物たちが春に備えてゆっくりとエネルギーを蓄えています。私たち人間も冬は頑張り過ぎずにゆったりと暮らすのが良いですね。そのためにもしっかり眠ることはとても重要です」。
お話の後は、仰向けになり、ゆったりとした気持ちでピアノを聴きます。この日の曲は、静かな夜をイメージさせるドビュッシーの「月の光」。ポーズを取って体を動かす前に、楽な姿勢で音楽を楽しむことで思考を休ませ、意識を体の内側に向けていく準備が整うそう。

1日頑張った体を休ませるためのヨガポーズ6種

次に、眠りを深めてくれる優しいヨガポーズと呼吸法のレッスン。
ここからは、ポーズの写真と合わせて解説。1日頑張った体を休ませてくれるポーズ全6パターンをご紹介します。おうちで取り組む場合は、まずは1日1ポーズから。上手にできなくてもOKです。無理なく、自分が心地よいと思える範囲でチャレンジしていきましょう。
① 静かに自分の呼吸の音を聞く「お耳のリラクゼーション」

仰向けになり、人差し指で左右の耳の穴をふさぎます。目を閉じてゆったりと呼吸の音に耳を澄ませてみましょう。
② 気持ちの波を穏やかに整える「ろうそく呼吸」

ろうそくの火を消すように、唇のすき間からゆっくりと丁寧に息を吐きます。吸う時はいつも通り自然に。吐く時は細く長く、遠くの方まで届けるイメージで。
③ 深い呼吸の手助けに「ハーフムーンのポーズ」

力を抜いて立ち、両腕を天井に向けてまっすぐ上げます。手のひらを合わせて軽く親指を絡め、腰が反らないように注意しながら息を吐いてゆっくり体を傾けましょう。倒した向きと逆の足裏で力強くマットを踏みます。エネルギーが足裏からお腹へと伝わり、手の指先から抜けていくイメージです。
④ 頭の中からおやすみタイム「前屈のポーズ」

軽く腰を曲げ、足裏を外側から軽く持ちます。みぞおちの周辺をふんわりと広げるイメージで体を前に倒しましょう。首を伸ばして頭を遠くへ押し出すように静かに呼吸します。
⑤ お腹ポカポカ!「ねじりのポーズ」

仰向けになり、膝を立てて足を組みます。下の足と同じ方向に足を倒し、心地良さを感じる場所で止め、顔全体の力を緩めてゆったり呼吸をしましょう。
⑥ 自分の体に感謝の気持ちを!「ありがとうのお手当」

胸、お腹、腕など緊張感を感じやすい部分に手を当て、心の中で「ありがとう」と声をかけながらゆっくりと包み込むように優しく撫でます。
いかがでしたか?
心まで癒されるレッスンの様子と、場所をとらずに家の中で気軽に取り組めるヨガポーズ6パターンをご紹介しました。
「最近、疲れているな」「よく眠れていないな」と感じたら、ぜひリラックスできる音楽とともに、気軽にチャレンジしてみてくださいね!
また、「ピアパラヨガ」のレッスンに興味のある方は下記をご参照の上、ぜひご参加を。
お申し込み、お問い合わせはメール、
nao.19860505@gmail.com