食事でアトピー改善!生活習慣や食生活のポイント

季節の変わり目は体も肌も敏感になりがちに。個人差がありますが、アトピーにお悩みの方は悩みの多くなる時期かもしれません。そこで今回は、アトピー改善に期待ができる食生活や生活習慣をご紹介します。
肌が敏感になるのはなぜ?

季節の変わり目に肌が敏感になるのは、気温や天気が変わるなどの環境変化も大きく関係しています。汗をかいたり乾燥したり……を繰り返す日も多いので、肌のバリア機能が低下してしまいがちに。すると、血流が滞りやすく、肌のターンオーバーが正常に行いにくくなり、肌に負担がかかってしまいます。
さらには、気温差などによるストレスなども重なり、アトピーの症状が悪化してしまう可能性があると言われています。
食事以外にも、季節の変わり目は普段以上に肌を清潔に保つことと共に、保湿をしっかり行い乾燥を予防することを気にかけることがアトピーを改善していくためには大切なポイントです。
アトピー改善に期待できる食材3選

1:発酵食品
腸は「第二の脳」と言われるほど重要な臓器で、さまざまな栄養の吸収を腸で行います。その腸をケアしてくれるのが発酵食品です。発酵食品に含まれる乳酸菌などの菌で腸内環境を上手くコントロールすることによって免疫力アップに繋がり、肌のバリア機能もアップします。
日本人に馴染みの深い発酵食品は納豆や味噌など、スーパーマーケットに行けばさまざまな選択肢があるので、日常生活でも手軽に摂りやすいですね。
2: オメガ3系の油
肌にとって油も大切な栄養成分。必須脂肪酸のオメガ3系の油は、血液の流れを保ち体の巡りを良くします。血流が良い状態に保たれていれば、肌のターンオーバーもスムーズになりますよ。
食べ物だとイワシやサバなどの青魚、油にはエゴマ油やアマニ油などに多く含まれます。普段の食事では不足しがちですが、エゴマ油やアマニ油は1日大さじ1杯程度摂取で十分ですよ。
3:ビタミン類
肌のためにも積極的に摂りたいのが、ビタミン類の中でもビタミンCとEです。ビタミンCとEはたんぱく質がコラーゲンに生成される時に必要な栄養素。また、抗酸化作用があるので肌の酸化を防ぐ働きも期待できます。
食習慣で気をつけたいポイント

1: 多品目をバランスよく食べる
肌のターンオーバーはさまざまな栄養素のチームプレーによって成り立つので、バランス良く食べることが大切です。
忙しくて食事を抜いてしまうと、他の食事で1日に必要な栄養を補うのが量的に難しくなってしまうので、3食の中でバランスよく食べることを意識してみてください。
2:たんぱく質を摂る
体の中からのケアで大切な栄養の一つがたんぱく質。肌の免疫機能や弾力を維持するコラーゲンもたんぱく質が不足してしまうと減少してしまいます。ですので、たんぱく質は毎食食べることが大切です。
アトピーの原因は人それぞれ。ですが、体の中からも改善していけるよう食事も意識するのもひとつの方法ではないでしょうか。